痛くない虫歯治療

「痛い」と「削る」と「抜く」を最小限度に抑えた低侵襲虫歯治療

低侵襲虫歯治療

歯医者さんに積極的になれない方の多くは、「歯医者=痛い」というイメージがあるのではないでしょうか。しかしこのような歯医者さんのイメージは、もはや過去のものになりつつあります。現在では、痛みを抑えるための工夫が様々なところで取り入れられて、一昔前と比べ驚くほど痛みが軽減されています。当院は、痛みを極力抑えながら、削る行為、抜く行為を最小限度にとどめる治療を実施しています。ここでは、その内容をご紹介いたします。

「柳沢歯科医院」が大切にしている微痛治療のための5つの工夫

微痛治療法

当院では、歯科治療で発生しうる痛みを患者さまが極力感じずに済むように配慮しています。痛みを100%取り除けるとは言えませんが、使用する医療器具や治療の方法次第で痛みの大部分は取り除くことができます。当院の拘っている微痛治療のための5つの工夫をご紹介いたします。

  • ①針を刺す前の塗る治療(表面麻酔)

    表面麻酔麻酔注射をする場合、注射針を刺す行為で痛みを感じることがあります。これを回避すべく、当院ではまず歯肉に塗るタイプの麻酔で歯茎表面を麻痺させ、そこに注射することで痛みを生じにくくしています。

  • ②注射針の細さ(30G)で痛みを軽減

    極小の注射針注射針の太さによっても痛みの質が異なります。当院では、現在使用されうる歯科麻酔針の中でもトップレベルの”30ゲージ”という細さの針を採用していますので、針が刺さる痛みも最大限抑えられています。

  • ③マイクロスコープの低侵襲治療

    マイクロスコープ歯科マイクロスコープの使用により、無駄のない削りが実現しています。肉眼と比較しても40倍程度の視野を確保できますので、よりピンポイントでの治療が可能で、削る範囲を減らし痛みの発生率を抑えます。

  • ④麻酔針の刺し方での高度な配慮

    麻酔針の刺し方麻酔針を刺す際、麻酔の打ち方によっても痛みの生じ方が変わってきます。歯肉に大きな圧力をかけないように刺すことがポイントで、角度的に粘膜を針に充てるように刺すと、痛みの少ない注射になります。

  • ⑤予防歯科普及の後押し

    予防歯科歯が痛くなる前に定期検診を習慣付けてもらい、天然の歯を健康な状態に保つことをおススメしています。痛みを感じるきっかけ自体を事前に取り除けますので、何より患者さまにとってプラスになります。

【柳沢歯科医院流】可能な限り歯を削らない4つの方法

削らない治療

当院は、安易に歯を削らないことに拘った治療を行なっています。大きく削り詰め物や被せ物で後処理することは困難ではありませんが、削られた天然の歯は二度と元には戻りません。そのため次のような4つの方法を取り入れています。

  • ①マイクロスコープの有効利用

    マイクロスコープ肉眼の約40倍の視野を確保できるのが、歯科用マイクロスコープによる治療です(導入率は、歯科医全体の5%程度)。通常の拡大鏡よりもさらに細かな領域まで捉えることが可能なため、削る箇所も最小限度に抑えることが可能となります。

  • ②エキスカも使用した虫歯除去

    虫歯除去エキスカと呼ばれる治療器具は、耳かきに似た作りで、虫歯組織だけを細かく丁寧に取り除くことに効果を発揮します。タービンで削る範囲を最小限度にとどめ、細部に関してはエキスカを使うことで、健康な歯の削りすぎを抑えることができます。

  • MTAセメントによる治療

    MTA虫歯部分を削らずにその箇所に歯科用の薬剤セメントで蓋をし、その滅菌力により虫歯菌を不活性化させる治療になります。虫歯の初期状態に有効な場合が多く、削らずに虫歯を抑える治療法になりますので、保存治療として有効です。

  • 虫歯検知液の活用

    虫歯検知液虫歯組織だけを赤く染めてくれる特殊な液体が、齲蝕検知液(うしょくけんちえき)と言われる無知歯検知液です。齲蝕検知液の使用により、健康な歯の組織と虫歯組織を明確に区別可能になりますので、歯の削りすぎ防止に効果を発揮します。

【柳沢歯科医院流】可能な限り歯を抜かない6つの方法

抜かない治療

抜歯した歯は、もう二度と元に戻ることはありません。抜歯をしてインプラントや入れ歯で補う作業をするよりも、各患者さまがいかにご自分の歯を長くご使用いただけるかを重視しています。このため、自分の歯で再生させる方法も、場合によりご提案させていただきます。

  • ①歯科マイクロスコープによる精密治療

    マイクロスコープ拡重度の虫歯の治療場面では、神経を抜くことが多くなりますが、この際に歯科マイクロスコープを使用することで、神経を抜いた後のその穴の治療(根管治療)の精度を高めることができます。これにより虫歯の再発リスクを抑えることができますので、将来的にまた虫歯になって歯を抜くようなケースを回避できます。

  • ②根管治療をする際の感染防止処置

    感染防止対策

    虫歯が過度に進行していると、歯の根っこ部分が細菌感染してしまうため、この箇所を無菌化して根管を適切に封鎖する必要があります。一般的には抜歯になるくらい重度の虫歯であっても、当院ではラバーダムやマイクロスコープといった精密機器を用いて根管治療を行なえますので、抜かずに済ませることが可能となる場合があります。

  • ③歯の再植術や歯根端切除術にも対応

    歯根端切除術・再植歯の根っこ部分が折れてしまった場合や、重度の虫歯で根管治療でも治せない場合など、一般的には抜歯を選択する場面が出てきます。当院では、その最終的な決断をする前段階として、歯を抜歯した後に歯科ボンドで接着して元の位置に戻す「歯の再植術」や、歯根の一部を切り取る「歯根端切除術」なども取り入れ、できる限り抜かない方法を最後まで検討します。

  • ④不正咬合の早期対処

    小児矯正抜歯の原因の多くは、虫歯や歯周病に関連したものがほとんどです。それでも中には「不正咬合」と言われる不適切な咬み合わせによって、咬む力の分散化異常が起こり、一部の歯や歯茎にのみ圧力がかかりすぎて抜歯に至るケースもあります。当院では、小児矯正で咬み合せ異常に早期対処し、幼いうちに「不正咬合」による抜歯リスクを取り除くようにしています。

  • ⑤自分の歯の活用(自家歯牙移植)

    自家歯牙移植親知らずがまだ残っている場合、当院ではまず親知らずの移植が可能かを判断します。条件が整っている場合、自分の歯を移植できることから、人工の補綴物に比べて生体親和性で大きなメリットとなります。必ずしも全ての親知らずが移植可能なわけではありませんが、可能な場合には、積極的にご提案させていただいております。

  • ⑥未来も考える根本治療

    根本治療

    根本治療とは、今ある痛みの対処だけでなく、お口の環境全てをベストな状態に整えていこうという治療法です。この概念が浸透している歯科先進国のヨーロッパでは、多くの方が80歳になっても20本の歯を残しています。当院でも、各患者さまに根本治療を呼び掛け、その時の局所的な対処ではなく、将来を見据えた歯の治療をおすすめしています。

調布市の歯医者さんで虫歯治療をお探しなら当院へご来院ください

虫歯治療は当院へ

柳沢歯科医院は、歯の削る範囲を最小限に抑え、抜くことを極力回避し、痛みの少ない虫歯治療を実施しています。自分の天然歯を守っていただくためにも、虫歯にお悩みの患者さまは、できるだけ早くご来院ください。早期治療が歯の保存につながっていきます。