頭蓋顔面劣成長症候群の症状 自律神経失調

投稿日:2017年4月18日

カテゴリ:小児矯正

こんにちは😄

本当に暖かくなりましたね😊4月も半ば。ゴールデンウイークまで、あと少し。みなさん、がんばりましょうね😀

今日は、頭蓋顔面劣成長症候群の症状のひとつ「自律神経失調」についてお話ししますね。

そもそも自律神経とは?この神経は、興奮しているときや、運動しているときに働く「交感神経」とリラックスしているときに働く「副交感神経」に分かれ、これら二つがバランス良く働くことにより、身体の調子が保たれています。しかし、この二つのバランスが崩れると、体調のバランスも崩れ、生活の質にも影響するのです😳この状態が「自律神経失調」です。この病気で悩んでいる方が多いのは、みなさんの知るところだと思います。

この自律神経は、頚椎(首の背骨)と頭蓋骨の接合部に集中していて、圧迫されると、うまく働かなくなってしまいます😣

では、自律神経が圧迫されるような、頚椎が歪む姿勢とはどのようなものがあるでしょうか?そうです😀「猫背」です。姿勢が前かがみになることにより、頚椎が歪み、その部分に集中する自律神経が圧迫されるのです。

それでは、なぜ、頭蓋顔面が劣成長だと、自律神経の調子が悪くなるのか?

前回までもたびたび説明してまいりましたが、上顎の成長が悪いと舌のスペースがなくなります。すると、舌は下方向に下り、気道を塞ぎます。これでは呼吸ができなくなるため、人間は気道確保のために上を向きます。これでは、前が見えないため、首を後ろに傾けたまま、前を向きます。結果、猫背になります。この「首を後ろに傾け、そのまま前を向く」ことが、頚椎の歪みにつながるのです😣頚椎が歪むとどうなるか?もう、説明しなくても、お分り頂けるのではないでしょうか?

まとめると「頭蓋顔面劣成長→舌のスペースがなくなり舌が下方向にさがる→気道が塞がれる→気道確保のため首を後ろに傾ける→前が見えないので猫背になる→頚椎が歪み内部の自律神経が圧迫される→自律神経失調」というような負の方程式が出来上がってしまうのです😢

このように、頭蓋顔面劣成長症候群のひとつに「自律神経失調」が挙げられるのです。

逆に言うと、当院での「小児矯正・頭蓋顔面科」での治療により、「自律神経失調症の改善と予防」することができるかもしれません😀