つめた歯にヒビはたくさん入っている だから・・・

投稿日:2019年7月21日

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インレー(詰め物)の特徴

そこまで大きくない虫歯をとった後、その部分を埋める詰め物を装着したことのある方をいらっしゃるかと思います。これをインレーと呼びますが、いくつかの利点があります。

歯を削らない

詰めるだけなので、部分的に削るため、切削量が少なくてすみます

歯髄への影響が少ない

全周削るクラウンを比較すると、削る量が少ないので、歯の内部にある歯髄へのダメージが少なくてすみます。

 

インレーのデメリット

しかし、そんなインレーにもデメリットがあると思います。しかも、歯の予後に関わる、大きなデメリットです。それは、中途半端に歯の部分が残ってしまうので、その部からヒビが入り割れてしまう傾向にあることです。このヒビから細菌が侵入し、神経がダメージを受けたり、時には、深くまでヒビが入ってしまい、抜歯に至る可能性もあります。

これは、ある患者さんの大きなインレーを外した際の写真です。このように多くのヒビが入っているのがわかると思います。

 

このデメリットを解消するために

被せ物にします。ヒビが入る理由は、咬むたびに歯が外に開く力がかかるため、その部分にヒビが入ってしまいます。これを補強するために、被せます。この方法には、歯を多く削る、神経への影響の懸念、など様々なデメリットがありますが、この部分に対しての対応、それは「問題が起こりにくくする腕」です。マイクロスコープを駆使し、精度の高い治療をすることにより、これらのリスクを軽減することができ、それらを発揮する腕が必要なのです。

 

まとめ

近年、歯を削りたくない、などの患者さんからの要望がありますが、なぜ削りたくないのか?それは、歯が抜歯になる可能性が低くなると思っているからですよね。しかし、歯の量を残してしまうことが、逆に歯にヒビが入る原因となり、歯の寿命が逆に短くなる可能性があります。そのため、逆に削り被せます。歯を削る分、その部分に歯を守れる精度の高い被せ物が必要であり、これを達成できる歯科医師の「腕」が必要になります。このような、精度の高い治療のできる調布市の歯科医院をお探しの方は、ぜひご連絡ください。

柳沢歯科医院