保険診療との付き合い方の提案3

投稿日:2019年10月14日

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これまで説明した通り、歯科において大切なのは予防ですが、この予防の意識があまりにも低すぎることが口腔内で問題でが頻発する原因であり、結果、年齢ごとにそれが積み重なり、老人になって困るのです。

この予防の意識の低さの大きな原因の一つが「歯科における保険診療のあり方」だと、私は感じています。

今回で3回目になりますが、この保険診療との付き合い方の提案を再度させて頂きたいと思います。

 

保険診療を予防メインにする

日本の歯科における保険診療の問題点であり、ナンセンスな部分は、この制度が「疾病保険」であることだと感じています。大切な予防が保険診療に組み込まれていません。つまり、多くの人に大切な予防治療が、ハードルの高い「自由診療」になってしまっているのです。この状況が、予防できるはずの歯科疾患が予防できていないことに拍車をかけていると感じています。

この制度の改正には、政治家の力が必要であるし、現に私の大学の先輩で国会議員として働いておられる先生がいらっしゃるのですが、この先生も「予防」を保険治療に導入しようとしているようです。医療費削減の時代に、このようなシステムの導入は難しいかもしれませんが、今までの治療における保険診療のシステムを撤廃し、新たに予防を導入するのは、良い提案かと思います。

柳沢歯科医院