根管治療中のガッタパーチャの除去

投稿日:2022年2月2日

カテゴリ:根管治療

虫歯が大きくなり、神経をまで達した歯は、根管治療が必要になります。いわゆる神経をとる治療です。

神経をとる治療

虫歯を綺麗に取り除き、神経を除去して、洗浄液で洗って根の中を清潔な状態にしていきます。その後、ガッタパーチャというゴム性の材料を根の中に緊密に詰めていきます。いくら根の中を綺麗にして症状が一時的に落ち着いても、根の中がぽっかりあいたままだと再度細菌が繁殖してしまいます。(ガッタパーチャ以外にも詰める材料は存在しますが今回はわかりやすくするために全てガッタパーチャで統一します)

根の中をガッタパーチャで詰めた後は上部に土台を建てて歯を被せられる状態にしていきます。

後は土台の型取りして、技工士さんに被せ物を作成してもらい、セメントでくっつけると、歯として回復することができます。

文字で書くと汚れをとって、綺麗にして詰める作業が根管治療の流れになりますが、実際はお口の中の小さな歯の内部の治療なのでとても大変です。日本の一般的な根管治療の成功率は3〜5割と言われていますので、半分以上が、一度神経を取る治療をした場合、再度根管治療が必要になるか、抜歯になるということです。

再根管治療

神経をとった歯に再度症状が出て、再根管治療になった場合は、被せ物と土台を外して、ガッタパーチャを除去して、虫歯の取り残しや汚れの取り残しを徹底的に探して綺麗にして、再度ガッタパーチャで埋めていきます。

一回根っこの治療をしている歯の再治療はとても難しいです。

この写真は被せ物と土台をとって根の上部が見えている写真です。

自動で動くニッケルチタン製の器具を使用してガッタパーチャを除去しているところです。

ボソボソになって汚れがへばりついてしまっています。

綺麗に一回で汚れが取れることができればスムーズですが、実際はこのように内部がグズグズに汚れてしまうのがわかります。

これを洗い流して、さらに根の先の方までアプローチしていきます。

様々な道具を駆使して綺麗にしていきます。

だいぶ綺麗になったのがわかると思います。

まだ根の先は汚れやガッタパーちゃがあるのでさらに綺麗にして再度詰め直していきます。

当院ではこのように丁寧に治療することで、根管治療の高い成績を収めています。

根管治療でお困りの方で調布市の歯科医院をお探しの方はぜひ柳沢歯科医院にご連絡ください。