根管治療では高倍率で拡大してチェックします。

投稿日:2023年5月22日

カテゴリ:根管治療

根の先に膿が溜まる根尖性歯周炎とうい病気があります。

原因は虫歯などの細菌が歯の内部で増加することで根の先に炎症が起きてしまう病気です。根の先で炎症が起こると、根の先の骨が溶けてしまいます。

骨を溶かす範囲が大きいと、歯茎から膿が出てきたり、腫れ上がったり、痛みが出たり、歯が揺れてくることがあります。

治療法は細菌の除去です。

まずは歯を残しながら細菌を除去する根管治療が適応になります。

この根管治療はどの歯科医院でも行われる一般的な治療ですが、難易度が高く成功率が3〜5割ほどと言われています。当院のように根管治療に特化した医院だと8〜9割ぐらいの成功率です。

一般の治療では治らないことが多い根管治療ですが、その次に行う治療もあります。

根管治療で治せないケース、虫歯の範囲が大きかったり、何度も治療して歯がほとんどないケース、歯にヒビが入っていたりする場合は、歯ごと細菌を除去する抜歯が適応になります。歯ごと細菌を除去するのでほぼ治癒しますが、噛むための大事な歯がなくなってしまい、代わりにインプラントやブリッジ、入れ歯などで噛めるようにしないといけません。

根管治療が必要になった歯はその時点でかなり抜歯に近づいてしまうので、根管治療にならないように定期的に歯科医院に通ってチェックしてもらい、治療が必要になった場合は、根管治療に特化した医院に行くことをお勧めします。

当院の根管治療中の写真です。

ラバーダム防湿を行い、マイクロスコープで拡大して歯の内部を見ています。

古い根の治療の材料が残っています。

古い材料を除去しました。

さらに拡大して確認しています。

高倍率で拡大して汚れがないのを確認しています。これだけ確認しても細菌はみることができません。

しっかり洗浄液を使用して綺麗にしていきます。

綺麗にしたら再度、根の内部にお薬を緊密に詰めていくことで根の治療が終わります。

根管治療にはマイクロスコープやラバーダムは必須です。

根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。