summit-Gの定例会 講演① 

投稿日:2017年6月4日

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summit-Gとは?

これは、自分が東京歯科大学時代の同級生を立ち上げた勉強会です。きっかけは、その同級生との会話ですが、彼との歯科に対する考え方、モチベーション、向上心など、多くの共通点をお互いが感じ、一緒に勉強会を立ち上げることになり、結成されたのが、この「summit-G」です。3ヶ月に1度、歯科に対するモチベーションの高い仲間が集まり、担当の2人が講演会を行い、その内容について、それぞれの意見をぶつけ合い、ディスカッションをします。昨日、その勉強会が行われました。

今日は、その講演のうちの一つの内容と、そこから感じた自分の考察について書きます。

 

歯周病治療をすると、歯茎が下がる その結果・・・

その講演の内容は、の治療をして歯茎の腫れが治り歯茎が下がった結果、起こり得た実際の患者さんについてでした。歯茎が下がると、歯の根の表面が露出します。すると、歯の神経に刺激が伝わりやすく、知覚過敏になりやすかったり、その部分に汚れが溜まると露出した根の面に虫歯ができたりします。これらの悪影響への対処法についての考え方を学びました。

 

この講演からの考察

歯にダメージを与える病は、虫歯と歯周病ですが、これらは、主にプラーク、つまり汚れが原因です。ブラッシングによってこの汚れが取れるようにならない限り、また同じことの繰り返しです。

そのため、治療の第一歩は、ブラッシングの改善なのです。もしかすると、ブラッシングができていないのに、治療を進めてしまうこと自体が間違っているのかもしれません。

 

まとめ

どのような治療をするにおいても、虫歯や歯周病の治療は、「治る」のではありません。悪くなったその状態を最悪の状態にならないようにする「現状維持」するための治療です。この現状維持をするためには、ブラッシングが欠かせません。

ブラッシングは、自分でできる、無料の最高の治療なのです。

柳沢歯科医院