見落としの根の管は往々にしてあります

投稿日:2021年10月10日

カテゴリ:根管治療

見落としの根の管とは?

根管治療は、歯の内部に入り込んだ細菌感染を取り除き、歯とその周囲の組織の健康と保つ治療です。特に、歯の根の内部にある神経の通り道である管を「根管」と呼ぶので、根管治療と言います。

この管全てを可能な限り綺麗にしたいのですが、肉眼では根管が見つからないことがあります。これが「見落としの根の管」です。この処置していない管があると、その内部には細菌感染が取りきれず残ってしまうため、当然、根管治療の失敗のリスクになります。

 

マイクロスコープで見落としの根管を発見

これらの根管の見落としは往々にしております。この見落としている根管を発見するために力を発揮するのが「マイクロスコープ」です。

実際に、見落とされた根管を発見するところの写真を提示します。

ある患者さんの右上の6歳臼歯の歯の内部の写真です。

見落とされた根管が疑われる部分にドリルを挿入すると・・・

このドリルが入っていきます。

サクサク入っていきます。

実際に見落とされた根管の処置が完了してところの写真です。

このように、マイクロスコープを用いることにより、根管治療の精度は格段に上がります。このような精度の高い根管治療を希望される方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院