当院での根管治療の流れ(根管充填まで)

投稿日:2024年5月20日

カテゴリ:根管治療

当院の根管治療の流れをまとめます。

 

根管治療とは

根管治療は、歯の内部に細菌が侵入し、根の内部や根の先で炎症を起こす病気(歯髄炎、根尖性歯周炎など)に対して行う治療です。

原因は細菌なので、細菌を取り除くことで炎症が消えます。

根管治療は、一般診療を行っている医院であればどの歯科医院でも行われている治療です。

しかし、難しい治療なので一時的に痛みや腫れが引くことはあっても、再発することがとても多いです。

全国の根管治療の成功率は3〜5割という報告もあり、実際に私も診察の実感としても正しいと思います。

根管治療は治らないのか?

そういうわけではありません。

当院のように根管治療に特化した歯科医院は少ないですが、存在します。

そして、これらの歯科医院での根管治療の成績を確認すると90%を超えています。

成功率を上げるには、さまざまな要因がありますが、今回は実際の治療を見て一部を解説します。

ある患者さんが上の前から4、5番目の歯茎の腫れを主訴に来院されました。

診査を行い、根管治療を始めました。

被せ物が入っていたので、除去し、虫歯を取り除き、歯の上部を綺麗にしていきます。

形を整えて、ラバーダム防湿を行ってから本格的に根管治療がスタートします。

上の歯の根の治療をしている写真です。

周りの青い部分はラバーダムシートです。

ラバーダムシートによって、唾液や血液などからの汚染を防ぎ、舌や頬を排除することができます。

そして、強い薬液を用いて細菌を倒し、洗い流すのですが、ラバーダムシートで口腔内に流れ出ることを防ぎます。

この歯は以前他院で根管治療を一度行っている歯ですが、再発しています。

古い材料が詰まっているので、まずはそれを取り除きます。

マイクロスコープで拡大して見ながら綺麗にしていきます。

超音波チップやファイルを使用して古い材料を綺麗にしました。

超音波チップにはさまざま種類がありますが、そもそも使用してない歯科医院も多いです。

歯をなるべく削らずに古い材料を取り除くことが可能です。

そして洗浄液(次亜塩素酸ナトリウム溶液)を使用して内部を綺麗にしていきます。

洗浄液は、かなり強い薬液なのでラバーダムを使用しないとたくさん使うことが出来ません。

そして、超音波チップで撹拌することで、より洗浄効果を高めることが出来ます。

このようにして、内部を綺麗にしてから根管充填していきます。

根管充填

内部が綺麗になっても空洞のまま放置してしまえば、細菌が繁殖してしまいます。

細菌が繁殖しないように緊密に封鎖する必要があります。

ガッタパーチャというゴム系の封鎖材やMTAというったセメント系の充填材があります。今回はガッタパーチャを使用しました。シーラーという潤滑剤のようなものと一緒に隙間なく封鎖します。
充填している写真です。

はみ出している部分を取り除き、緊密で滑らかにしています。

ここまでで根管治療、根管充填になります。

ここから上部に土台や、被せ物をしていきます。

簡単な説明ですが、根管治療が何をやっているかイメージしやすいと思います。

根管治療でわからない、根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科院にご連絡ください。