症状がない歯に潜む虫歯。だからこそ早期に見つける事が大事。

投稿日:2024年5月18日

カテゴリ:虫歯治療

概要

虫歯の検診とクリーニングを希望されて来院された患者さんです。

痛みなどの症状は特になかったですが、虫歯のチェックを入念に行っていきました。

患者さんは今まで治療の種類や方法にはあまり興味を持たず、治療を受けていたようです。

マイクロスコープで早期に見つけていくことが重要

これはマイクロスコープを使用して高倍率にて虫歯の検査を行っております。

マイクロスコープを使用することにより、肉眼では見えづらい根管の中や詰め物・被せ物の不適合、

虫歯などを発見し、より精密な治療を行うことが可能となります。

虫歯を除去する際にも健全な歯質を可及的に残せますので、なるべく自分の歯を削りたくないという

患者さんに対しても有効的な方法です。

今回もマイクロスコープを使用して詰め物と歯の境界線がはっきりと見え、なおかつ段差や欠けている部分もあることがわかります。

この状態を患者さんにしっかりと説明し、虫歯と不適合な詰め物を除去していきます。

詰め物を除去していくと虫歯が見えてきました。

一見すると白く綺麗に見える表面でしたが、内部は写真のように茶色い虫歯ができています。

虫歯と詰め物を除去した結果、ここまで歯が失われていました。

歯の神経までは到達しませんでしたが、今後再治療を続ければ根管治療となってしまう恐れもあります。

マイクロスコープでの治療は治療の質を高める重要な環境の一つです。

実際の患者さんにも上記の写真を用いながら、説明したところ今まであまり理解せずに治療を

受け続けていたが、虫歯がどのようなものかも分かりブラッシングと定期検診の重要性にも

関心が湧いたとのことでした。自分の口腔内を理解し、セルフケアをしっかりと行っていくことが

虫歯治療や根管治療となる歯を増やさない一番の治療方法です。

虫歯治療でなるべく歯を削りたくない、少しでも歯を長持ちさせたいと思っている方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。