病巣感染について

投稿日:2017年4月6日

カテゴリ:根管治療

こんにちは😊

だいぶ暖かくなってきましたね😆もうすぐ桜も満開ですね😀お花見が楽しみです。

今回は、病巣感染についてご説明致します。病巣感染とは?「身体のどこかに限局した慢性感染病巣(原病巣)があって、それ自体は無症状か軽微な症状を呈するに過ぎないが、しかしこれが原因になって原病巣とは直接関係のない遠隔の諸臓器に反応性の器質的あるいは機能性の障害を起こす病像、いわゆる二次疾患をさす」と定義されています。つまり、体のどこかに強い症状ではないが、ずっと続いている炎症があり、それが原因で、体の他の臓器に問題が起こってしまう、ということです。具体的な病気は、腎臓の病気やアトピー性皮膚炎、リウマチなどがあります。慢性炎症があると、全身の病気にかかる可能性があるんですね😳

では、その慢性炎症とはどんなものがあるのでしょうか?その代表例が口の中の炎症、つまり、歯周病と根尖性歯周炎です。歯周病はサイレントキラーとも呼ばれるほど、痛みがなく進んで行く慢性炎症であり、根尖性歯周炎も気づかないことが多いのです😣これらを治療せずに放置することが、全身の病気の原因になっている可能性があるのです。

私は根管治療を中心とした治療を行っているのですが、その根管治療の目的は「根尖性歯周炎の治療と予防」です。しかし、病巣感染や全身疾患と根管治療のことを考えると、根管治療はただ単に歯を健康に保つためだけに行うものではないことに気付かされます。根管治療、もしくは全ての歯科治療の目的は、「歯の健康を守る」ということを超えた、「全身疾患の治療と予防」と言っても過言ではないのかもしれませんね😊