精度の悪いつめ物は隣の歯も虫歯にする

投稿日:2017年8月26日

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虫歯の原因は?

虫歯は細菌感染が主な原因です。歯の表面に細菌と細菌のした「うんこ」の塊である「プラーク」がつき、細菌がそこで「酸」を出すことにより、歯が溶け、虫歯になります。

 

段差のある修復物にはプラークが溜まる

つめ物やかぶせ物などの修復物の精度が悪く、段差があると、その部分にプラークが溜まります。このプラークは、歯ブラシでは取り除くのが困難で、修復物を取らなければ取り除くことができないです。つまり、段差のある修復物には、虫歯の原因であるプラークが溜まり続け、せっかく治療した歯が、また虫歯になってしまうのです。

 

段差のある修復物を取り除いた症例

ここでは、段差のある修復物の装着されていた左上6番の治療を提示致します。

術前の写真です。手前の歯との間のつめ物であるコンポジットレジンに段差があり、患者さんも、ここに物がよくつまり、フロスが通らない、と言っていました。

このつめ物をマイクロスコープを用いて除去します。

取り除くと、となりの歯の側面が見えました。黒くなっています。これは虫歯になりかかっている状態です。

この部分を触ると、虫歯の原因であるプラークがたくさん出てきました。

この処置の一連の動画を提示致しますので、ご覧ください。

 

まとめ

この手前の歯が虫歯になりかかってるのは、精度の悪いつめ物のせいで溜まったプラークが影響している可能性が高いです。精度の悪いつめ物は、となりの歯にまで影響してしまうのですね。

精度の高い修復物を装着することは、その歯だけではなく、その周りに歯を守る効果があるのです。

歯を守るために、精度の高い修復物を装着するよう心がけましょう。また、精度の高い修復物を装着できる調布の歯医者をお探しの方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院