虫歯の大きかった左上奥歯の神経を残すことに成功しました

投稿日:2017年10月1日

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神経は残った方が歯にとって好条件

虫歯が大きい場合に感染した歯の内部の神経を取り除く治療「根管治療」、通常「根の治療」は必要があれば確実に行い、歯の健康を保つ必要があります。しかし、神経は残った方が、歯の健康は保ちやすいです。つまり、歯が長持ちする可能性が高くなります。

 

神経を保存できる治療

虫歯が大きくても、この神経を残すことのできる治療があります。これが「MTAセメント」を用いた「歯髄保存療法」です。

 

実際に神経を残すことに成功した左上の奥歯

治療前のマイクロスコープを使って撮影した右上奥歯の写真です。つめ物に段差があり、内部の虫歯が予想されました。

術前のレントゲン写真です。一番右の歯です。つめ物を外すと・・・

虫歯があったので、それを取り除きます。

すると、内部の神経が出てしまいました・

この部分に「MTAセメント」をつめます。

1週間後、セメントが固まったのを確認し、

レジンで封鎖をしました。

ここまでの一連の処置の動画を提示致しますので、ご覧ください。

このあと、形を整え、仮歯で3ヶ月様子を見ました。

3ヶ月後、問題がないので、型取りをし、ゴールドのクラウンを装着しました。

これが装着したクラウンです。

クラウンと歯のキワを拡大して見た写真です。段差が全くないですね。これで、歯の内部に細菌が入り込むの防ぐことができます。

実際の動画を提示しますので、ご覧ください。

このクラウンの装着で、治療自体は終了し、定期検診に入りましいた。

 

まとめ

MTAセメントを使うことにより、神経を残すことのできる可能性が格段に上がりました。神経を残すことによって、その歯の寿命を格段に伸ばすことができるようになりました。

虫歯が大きいけれども、神経を残す精密治療を行える歯医者を調布市でお探しの方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院