茨城から来た歯医者さんの根の治療(根管治療)　虫歯除去〜隔壁

茨城から来た歯医者の治療

今回の症例は、茨城からわざわざ来て頂いた歯医者さんの右上の６歳臼歯の根の治療です。この歯医者さんが、「みなさんにこの治療がいかに大事で難しい治療なのかを知ってもらいたい」と言って頂けたので、回数を分けて、詳しく説明できればと思います。

術前のレントゲン写真です。診査の結果、根管治療が必要と診断し、治療を開始しました。

歯の内部はとても大きな虫歯でした。

これを取り除き、

虫歯が染まる液体で、虫歯が取りきれたか確認し、

虫歯を取り切りました。

この後、歯の部分が無くなってしまった部分に人工の壁をコンポジットレジンで作ります。

レジンがしっかり付くように、クエン酸で異物を溶かし、

歯茎から血や体液が出てこないよう、歯周ポケットに糸を挿入し、

表面処理をして、

レジンを流して行きます。

コンポジットレジンでできた人工の壁が完成しました。

実際の動画を提示致しますので、ご覧ください。

まとめ

根管治療の行程は、どれも大切なものですが、どの部分が一番大切か、と聞かれると、今回の行程と答えるかもしれません。それほど、確実に虫歯を取り切り、治療中に細菌が入らないように人工的な壁を作ることは、大切なことです。

この行程のあと、ラバーダムをして、根の内部にアプローチしていきます。次回は、この行程の説明をしたいと思います。

柳沢歯科医院