歯を削る精度

投稿日:2020年2月24日

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かぶせ物

虫歯が大きい場合や、歯の形を治したい場合に歯を削ってセラミックでできた物をかぶせることがあります。そのままの歯の大きさにかぶせ物を接着させると、当然大きな歯ができてしまうので、一層歯を削り、削った分の大きさでセラミックのかぶせ物を技工士さんに作製してもらいます。

歯を削るにはタービンという道具を使用します。ダイヤモンドの粒子がついているバーが回転することで歯を削っていきます。皮膚に当たったら切れてしまうので危険な機械ですが、練習することでお口の中を傷つけず、歯の削りたいところだけ削って、形を整えていくことができるようになります。

歯を削る

歯を削るときに大事なものは、削る道具とそれを使用する人の目とその人の手の技術です。

ちなみに、歯を削るタービンという道具は何十年と変わってはいません。もちろん、音が静かになったり、バーがぶれにくくなったりと性能は上がっているとは思いますが、劇的な進歩はありません。そして、使用する人の手の技術もだ昔から進歩はしていません。むしろ過去でも現在でも器用な人、不器用な人は平等に存在します。

 しかし、ここ数年で使用する人の目の分野で大きく変わったことがあります。それはマイクロスコープという歯科用の顕微鏡です。マイクロスコープを見ることで拡大して精密に治療ができるようになりました。これは劇的な進歩です。

劇的な進歩

 今まで肉眼でしか見えなかったのが、何倍も大きく拡大して見ることができるようになったので精度が格段に上がりました。

こちらはマイクロスコープで拡大した映像です。こちらは拡大率を変えて全体の確認です。

 

バー付近を大きく拡大しながら削ることで、歯ぐきを傷つけず、きれいなラインで歯を削ることができます。そして全体のバランスを見るために拡大率を下げるときもあります。きれいに歯を削ることができると、セラミックのかぶせ物の適合性も格段に変わります。

 

まとめ

マイクロスコープは肉眼の何十倍も拡大して見ることができます。

拡大しながら治療することで余計な部分を削らずにきれいなラインで歯を削ることができます。

綺麗に歯を削るとかぶせ物の適合性もいいです。

マイクロスコープを使用して精度の高い治療を行っている調布市の歯科医院をお探しの方はご連絡ください。