歯の内部の神経はこうなってる

投稿日:2020年8月9日

カテゴリ:根管治療

歯髄と呼ばれる軟組織

歯の内部には、歯髄と呼ばれる軟組織が入っています。この軟組織が、一般的に、患者さんにわかりやすく説明するために、「歯の神経」と呼ばれているものです。この歯髄に、温度などの刺激が加わり、その刺激が脳に伝わり、人間は痛みを感じるのです。さらに、虫歯などが原因で、細菌に暴露すると、歯髄は弱り、壊死していき、結果的に歯の内部は感染し、根の先に炎症がおきます。これが根尖性歯周炎と呼ばれます。これらの問題を解決するのが、根管治療です。

 

歯髄はこうなっている

そんな歯髄を、多くの患者さん、実は見たことがないのではないでしょうか?その歯髄の写真を示します。

歯髄は、実際にはこうなっています。白いゼリー状の軟組織であり、内部には血管が入り混じっています。

我々は、この組織で、痛覚を感じ、そして歯科医師は、感染したこの組織を取り除き、また時には保存し、また時には、感染が大部分になる前に取り除き、歯とその周囲の組織の健康を保っているのです。

柳沢歯科医院