歯に入るヒビは厄介

投稿日:2020年8月28日

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歯科医師の主な仕事は感染の除去

歯科医院に来る方の多くの主訴は「痛み」だと思います。しかし、実は、歯科医師は痛みにアプローチしている訳ではありません。私たちは、「歯にこびり付いた汚れを取り除いている」のです。

この汚れを、

1、歯を残しながら取る

のか、はたまた、

2、歯ごと取り除く

のか、ということになります。つまり、2は抜歯です。

 

厄介なのはヒビ

歯にこびりつく汚れは、いくつかあり、歯の内部の汚れ、歯の周囲の汚れなどですが、我々が扱う汚れの中で、最も厄介なうちの一つは、「ヒビに入り込んだ汚れ」です。これらの多くは、基本的に抜歯になるケースです。

 

中途半端なヒビは困る

とは言うものの、我々も歯は抜きたくありません。もうどうしようもない場合は、抜歯になりますが、中途半端にヒビがあるものは、どうするか迷います。

このような場合です。

わかりにくいので、→で示しました。今の所、大きな問題は起きていないので、保存しますが、今後問題が起きてしまう可能性があるのです。はっきりしないので、困ります。

このような場合は、患者さんに説明し、相談して決めます。多くの場合は、保存します。

 

まとめ

このように、歯に入ってしまったヒビは厄介です。精度の高い治療である程度は防ぐことはできますが、一番は「虫歯にしないこと」です。みなさん、虫歯にしないように、歯を大切にして下さい。

柳沢歯科医院