歯茎が腫れた歯 土台の精度が悪すぎる

投稿日:2020年9月17日

カテゴリ:根管治療

歯茎の腫れの原因とは

多くの患者さんが、主訴として来院される原因である「歯茎の腫れ」。その原因の多くは、「歯にこびり付いた汚れ」です。人間の身体は、この汚れ、つまり「細菌感染」に対して反応し、歯茎の腫れが起きるのです。

この歯茎の腫れの解決法は、「歯から汚れを取り除くこと」です。これには、いくつかの方法があり、その感染を歯ごと取り除く、いわゆる「抜歯」と、歯を残しながら汚れのみを取り除く治療方法があります。

根管治療は、歯を残しながら、汚れを取り除く方法の一つなのです。

対処しなければならないのは、「歯にこびり付いた感染」なのです。

 

前歯の歯茎の腫れた患者さんの土台の精度が良くない

患者さんは30歳代の女性です。前歯の歯茎の腫れを主訴に来院されました。

診断の結果、根管治療が必要と判断し、被せ物を外しました。すると・・・

土台がほとんど着いておらず、かなり精度が悪い状態でした。

マイクロスコープで確認しながら、歯を触ると、内部からは、ゴミのようなカスが、ボソボソと出てきました。

これでは、内部に細菌がはびこり、結果的に歯茎が腫れても仕方がないです。

このあと、根管治療を行い、歯の内部をキレイにしました。後日来院された時には、歯茎の腫れもすっかり良くなっていました。

このような状況にならないためには、もちろん虫歯にしないのが一番ですが、もしも治療が必要になった場合には、初めから精度の高い治療をすることをオススメ致します。

それが、歯を長持ちさせるために、一番良い方法です。

柳沢歯科医院