歯の内部はこんなに汚い

投稿日:2021年4月3日

カテゴリ:根管治療

犬歯の再根管治療 その内部は・・・

患者さんは30歳代の女性。右上の犬歯の色が気になるとの事で被せ物をすることになりました。

レントゲン画像で根の先に炎症はないケースでも、私の場合、被せ物の治療をする歯には、再度、根管治療を行うことが多いのです。

今回の患者さんも、根の先に炎症はないのですが、治療の質は高いとは言えず、被せた後に問題が起きる可能性があるので、再根管治療を行うことになりました。

ラバーダムをして、マイクロスコープで内部を見ながら、

超音波チップで充填されていたガッタパーチャポイントと呼ばれる材料を取り除きます。

充填材を根管の内部から取り除いていると、こんなに汚いガッタパーチャが出てきました。

さらに、

マイクロエキスかと呼ばれる耳かきのような器材で汚れを取り除くと、

内部から、ドス黒い軟組織が出てきました。

こんなものが入っていました。恐ろしいですね。

こんなに汚れていては、今後問題が起きても不思議はないですね。このようなケースがあるので、被せ物をする予定の歯に、以前に根管治療が施されいる場合は、再根管治療を行うことをすすめるのです。

柳沢歯科医院