根の治療が必要な歯はとても汚れています

投稿日:2021年4月17日

カテゴリ:根管治療

根管治療とは何をしているのか?

答えは「細菌の除去」です。

根管治療が必要になってしまった多くの歯の内部は非常に汚れており、その細菌感染が原因で、根の先に炎症ができてしまいます。この根の先の炎症を「根尖性歯周炎」と呼びます。

根管治療は、歯の内部にはびこってしまった「細菌を除去」し、「根尖性歯周炎の治療を予防」を行なっています。

 

実際の歯の内部の汚れ

「歯の内部にはびこった汚れ」と一言で言われても難しいと思うので、実際の治療の写真を提示致します。

下の奥から二番目の歯。専門的に言うと「下顎第一大臼歯」です。歯の内部をマイクロスコープで見ているところです。超音波チップで振動を与え、掃除すると、内部からは、泥のようなドス黒い汚れがワンサカ出てきます。

さらに出てきます。台所のぬめりと同じ成分も入っていると思います。

このように、根管治療の必要になった歯の内部は、凄まじく汚れていることが多いのです。

精度の低い根管治療を受けた歯の内部は、数年経つと、こんなにも汚れてしまい、結局、再度、根管治療が必要になってしまいます。根管治療は、人類の文明が生んでしまったいらない負の遺産なので、受けない方が絶対に良いですが、もしも必要になった場合には、その精度が、治療している歯の寿命を決めると言っても過言ではありません。

精度の高い根管治療を希望される方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院