神経を残す治療

投稿日:2021年4月21日

カテゴリ:根管治療

神経とは?

歯の内部には、ゼリー状の軟組織「歯髄」が存在します。この歯髄に熱などの刺激が伝わると、痛みを感じます。この歯髄を、一般的に患者さんにわかりやすく「神経」と呼んでいます。

虫歯が大きい場合など、この歯髄が細菌感染すると、歯髄は壊死し、最終的に歯周組織にダメージが加わるので、歯髄を取り除きます。これが抜髄、根管治療、根の治療、と呼ばれるものです。

しかしながら、根管治療を受けると、その歯は咬む力に耐えられず、壊れてしまうリスクが高くなります。そのため、神経を残す治療を希望される患者さんがいらっしゃるのです。

 

神経を残す治療の実際

今回は、この「神経を残す治療」の実際の写真を提示致します。

患者さんは15歳の高校生です。

コンポジットレジンとラバーダムをして感染のリスクを低くした状態で、虫歯を取り除くと、歯髄が露出してしまいました。→で示した部分が露出した神経です。

この部分をマイクロスコープを用いて少し大きくします。

露出させて神経です。

この部分にMTAセメントを詰めて、

完了です。

虫歯が大きい場合に、神経を残すべきでない場合もあります。残せる状況でも、露出してしまった神経は取り除くべきという意見もあります。

しかし、もしも残せる状況の神経を残したい方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院