残っている歯質が薄いとヒビが入ります

投稿日:2021年6月1日

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歯に入るヒビは致命傷になることも・・・

当然のことなのですが、歯には「咬む力」が常に加わるため、壊れてしまうリスクがいつも付きまといます。これは、根管治療を受けている歯、詰め物がしてある歯はもちろん、何もしていない健康な歯でも、壊れてしまうことがあるのです。

この「歯の破壊」の一番の原因は歯に入ってしまう「ヒビ」です。この「ヒビ」は歯にとっては、大きな痛手で、歯が欠けてしまったり、神経を取らなければならなかったり、最悪場合にも至ってしまうこともあります。

 

薄い歯質を残しておくことは「ヒビ」のリスク

このヒビが入ってしまうシチュエーションには、ざまざまなものがありますが、その一つの代表的なものが

薄くなっている部分を残してしまう

ことなのです。歯は、咬むと、いつも外側に開く力がかかるため、この力により、歯にヒビが入るリスクが付きまといます。歯の部分が薄くなると、そのリクスはさらに高まります。

ある治療中の歯を、マイクロスコープで、拡大写真を撮影しました。左手側にヒビが入っているのがわかると思います。これが、歯にとって、とてもリスキーな状態なのです。

そのため、この歯は「クラウン」をかぶせました。この方法により、外側に開く力はかからなくなるので、致命傷の回避ができるのです。

多くの患者さんが「残っている部分は残して欲しい」と願いますが、実は、これがアダになります。削る分、精度の高い被せ物をすることにより、治療している歯を補強することができるのです。

柳沢歯科医院