子供の永久歯の根管治療は難しい

投稿日:2021年6月3日

カテゴリ:根管治療

根管治療が難しいケース

様々な要因で、根管治療が難しくなります。

物理的に器具が入らない

口が小さい、歯の角度が悪い、など、器具が入りにくい口をしている患者さんの根管治療は難しいです。物理的な要因が、根管治療を難しくしているのです。

唾液が多い

唾液が多い患者さんの根管治療は難しいです。ラバーダムとその周囲を塞ぐ材料を使えば、問題ないことが多いのですが、それでも、入ってくることも稀にあります。また、唾液の多い患者さんに隔壁を作るのが難しいのです。

 

子供の永久歯の根管治療が難しい

子供の根管治療が難しいのは、上記に示した要因が重なるからです。

さらに、子供の永久歯は生えたてのため、虫歯に対しての抵抗性が低く、内部で虫歯が広範囲に広がってしまいます。そのため、残っている歯の部分が薄くなってしまうのです。

加えて、被せ物が難しいため、この歯を一生持たせるのは、難しいを感じます。もちろん、長持ちさせるように治療はしますが、限界があるようにも感じます。自分の治療をした患者さんには、金属製の被せ物を装着しましたが、将来的に、やり変えることをオススメしました。

しかし、一番は、当然ですが、虫歯にしないのが一番です。予防してください。

柳沢歯科医院