初めての根管治療を誰がやるかでその歯の寿命は決まります

投稿日:2021年9月10日

カテゴリ:根管治療

成功率の低い日本の根管治療・・・

多くの方が受けたことのある根管治療。目的は、歯の内部の汚れを取り除き、歯とその周囲の組織の健康を保つことです。しかし、この根管治療。皆さんが思っている以上に難しい治療、誰でもできるのもではありません。

そのため、日本の根管治療の成功率は、全体的に50%にも満たないと言われています。これは、根管治療が難しいことに加え、保険診療の報酬の安さも原因に挙げられるべきと考えています。この成功率は、先進国の中では、圧倒的に低いものと言われています。

 

再治療の寿命は低下します

上記の背景から、当院には、根管治療が上手く行かず、悩んでいる方の来院が後を絶ちません。そのため、多くの場合が、そのほかの先生が、以前に手をつけたもの再度行うことになります。この再根管治療は、通常の根管治療を比べ、生存率が悪いと言われています。

歯と大きく削られている、細菌を入れてしまっているため根の先の炎症が治らない、ヒビが入りやすい。これらが、生存率を下げている要因です。

 

必要になったら精度の高い根管治療を

もちろん、根管治療を受けないことに越したことはありません。しかし、もし、必要になった場合には、お願いですから、ちゃんと調べて、または、かかりつけの先生にいい歯医者さんを紹介してもらい、精度の高い根管治療を受けてください。そうしないと、歯がなくなってしまう可能性が高くなります。

初めての根管治療を誰がやるかでその歯の寿命は決まります。

柳沢歯科医院