上顎の大きな虫歯をマイクロスコープで見ると・・・

投稿日:2021年12月15日

カテゴリ:未分類

奥歯に大きな虫歯がある・・・

ある患者さん。主訴の部分の治療を終え、レントゲン写真で全体の状態を確認すると、上顎の奥歯に、大きな虫歯があるのがわかりました。

詰め物を外し、内部の状況を、マイクロスコープを用いて拡大して見てみると・・・

手前の歯との境目の歯茎の部分に、茶色くなっている部分がありました。先細りの器具で触ってみると、その部分は柔らかくなっていました。

さらに触ってみると、内部からは、朽木のようにボソボソに柔らかくなってしまった歯質がどんどん出てきました。これが虫歯の実態です。

虫歯と言っても、多くの方がその実態を見たことがないと思います。

そんな方に知ってほしい、この虫歯の恐ろしい実態。

あの硬かった歯が、こんなにも柔らかくなってしまうのです。

先日も、虫歯で歯の痛みを直してほしい、とのことで来院された方がいましたが、その患者さんに、はっきり言いました。

「虫歯はなってしまったら治りません」と。

そうなんで、虫歯は不治の病いなのです。一度なったら治りません。

ならないように予防してください。そんなことを伝えたい、マイクロスコープで撮影した虫歯の写真でした。

柳沢歯科医院

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