根管治療の洗浄液

投稿日:2022年1月17日

カテゴリ:根管治療

歯内療法(根管治療)は、虫歯が大きくなり神経の管(根管)などに細菌が住み着いて、感染を広げてしまう病気に対して行う治療です。

症状としては、噛むと痛い、疼く、ズキズキする、歯が揺れる、膿が出てくる、ニキビのように腫れる、顔がパンパンに腫れる、被せ物が取れる、など様々あります。一時的に痛み、腫れ等が収まることもあるので、放置しがちですが、長期に放置すると抜歯をすることもよくあります。

病名としては、歯髄炎、根尖性歯周炎などになります。

原因は、歯の内部に細菌が住み着き、歯を溶かし、さらに根管を伝わり根の先の骨の方まで進行してしまうことです。

治療法は、歯内療法(根管治療)になります。

歯内療法(根管治療)

簡単に説明すると、歯の内部を可能な限り綺麗にし、細菌を除去していき、歯を残す治療になります。

根管治療することで自然と症状が落ち着いて、抜歯を回避することができます。可能なかぎり歯の中を綺麗にするだけなのですが、それがとても難しいので日本の一般的な根管治療の成績はとても低いです。3〜5割くらいの成功率と言われています。

当院を含める根管治療に特化している医院では、8〜9割ほどの治療成績を収めることができます。

そこには、ラバーダム防湿、治療前の歯の洗浄、虫歯の徹底的な除去、根管の洗浄、根管の診査診断、破折やパーフォレーションの確認、緊密な根管充填、緊密な封鎖などが行えていることで高い治療精度を保つことができます。

これはラバーダム防湿を行い歯の内部を観察しているところです。

歯の内部がまだ汚れています。

洗浄液(次亜塩素酸ナトリウム)を使用して徹底的に細菌を死滅させていきます。

当然強いお薬なので、ラバーダム防湿を行わないと使うのは難しくなります。

そして、洗浄液に超音波で振動を与えたり、長時間浸したり、さまざまな方法を駆使して可能な限り細菌を取り除いていきます。

洗浄し終えたところです。

大分綺麗になったのがわかると思います。

細菌は目に見えるレベルではないので、可能な限り綺麗にすることがとても大事です。

徹底した洗浄

このように徹底的に根管内部を洗浄することで高い治療成績を残し、歯を長持ちさせることができます。

根管治療で困っている方、歯を長持ちさせたいと希望の方で調布市の歯科医院をお探しの方はぜひご連絡ください。