虫歯治療の種類

投稿日:2022年1月18日

カテゴリ:虫歯治療

小さい虫歯の治療はさまざまな方法があります。

昔ながら銀歯、コンポジットレジン(白い樹脂)、セラミック、ゴールドなどで詰める方法があります。

それぞれにメリット、デメリットがあります。

小さい虫歯治療

簡単に分けると、

なるべく歯を削らないコンポジットレジン(審美性○適合性○)

汚れがつきにくく安定性が高いセラミック(審美性○適合性▲)

歯にとって一番いいゴールド(審美性❌適合性◎)

安価な銀歯(審美性❌適合性❌)

(技術依存があるので医院、ドクターによって審美性、適合性の誤差はあります)

審美性は、どれだけ自然な歯のような見た目になるかということです。

適合性は、歯とどれだけピッタリくっつくことができるか。段差があればそこに汚れが溜まり虫歯になりやすくなったり、詰め物の取れる原因になります。適合性が高いと再治療になりにくくなります。

 

現在小さい虫歯の治療ではコンポジットレジン(ダイレクトボンティング)が主流です。

この治療は他の治療と違いお口の中で歯医者が直接詰め物を光で固めながら作る方法です。

他の詰め物は、型取りをして、技工士さんが作成し、それを歯医者がセットします。

つまりコンポジットレジンの治療は歯医者の技術依存がとても大きです。

そして、口の中は唾液や頬などがあり、その中で詰め物を固めるのはとても難しいです。

このように小さい虫歯の治療はコンポジットレジンで当院は行います。

しかし、画像左側に舌が写っているのがわかります。歯に舌がくっついています。口腔内の治療の難しいのは舌と唾液と頬があるから本当に大変です。

これはラバーダム防湿という、歯に留め金をかけてゴム性のマスクのようなものをしている状態です。

このラバーダムによって、唾液や舌、頬を排除して安全に治療を行うことができます。

濡れているところではセロファンテープがくっつかないのはイメージつくと思います。お口の中は唾液で濡れている、もしく湿度が高い状態なので、当然くっつきません。ラバーダム防湿は接着操作では高頻度で必要なものになります。

これがコンポジットレジンで詰めた後になります。段差もなく綺麗に詰めてあります。

見た目も回復できて、かつ段差もなく治療ができて、削る量も最小限なのでコンポジットレジンで治療することは歯を最大限に長持ちさせる方法です。

コンポジットレジン治療は現在一般の歯医者さんでも治療を行っています。しかし、実はとても難しい治療です。私自身もいつも悩みながら時間をかけて治療を行っています。ラバーダム防湿やマイクロスコープなしで治療を行っているコンポジットレジンと当院や虫歯治療に特化している医院でラバーダム防湿、マイクロスコープを使用し一つの歯に一時間以上かけて治療する医院はまだ珍しいと思います。

少しでも歯を長持ちするように虫歯の治療希望している方、銀の詰め物のやりかえを希望して調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院へご連絡ください。