根管治療を終えて、根の中を封鎖します。

投稿日:2022年4月26日

カテゴリ:根管治療

お口の中には様々な細菌が潜んでいて、その細菌が歯の内部に侵入し、増殖すると歯髄炎や根尖性歯周炎になります。

この歯髄炎や、、根尖性歯周炎は何もしてなくてもズキズキ痛んだり、歯茎が腫れてきたり、痛くて噛むことができなくなったり、顔の形が変わるくらい腫れて入院することになったりもします。

根尖性歯周炎、歯髄炎になった場合は、根の中の汚れを掻き出したり、強い殺菌力のある薬で洗浄して、歯の内部を徹底的に綺麗な清潔な状態にします。そして、歯の中が空洞になっていると再度細菌が侵入したり、繁殖してしまうので、永続性の高く緊密性の高い材料で封鎖していきます。

これは根の中を綺麗にした状態をマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)で拡大して撮影しているものです。

根の治療では、歯の内部を綺麗にするので、成功率を上げるためにはマイクロスコープは絶対に必要です。

そして、唾液からの感染を防ぐためにラバーダム防湿を行っています。周りが青いのはラバーダムというゴム性のマスクを使用しているからです。医科の手術で術以外は青い布を置いて治療しますよね、それと同じです。周りの感染物が術野に入らないようにすることがとても重要です。強い殺菌力のお薬で洗浄するので、口腔内に漏れ出ない様にすることもこのラバーダムマスクのメリットの一つです。

根の内部を様々な角度から観察し、綺麗になったことを確認して最終的なお薬を詰めていきます。

根の中にお薬が入ったところです。

緊密に入っているのがわかります。一つ一つ丁寧に治療することで高い成功率を出すことができます。

 

根管治療はとても難しい治療です。その歯の寿命を決めてしまう治療です。

信頼できる先生にしっかりと治してもらうことをお勧めします。

根管治療でお悩みで調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。