歯の内部の汚れ。根管治療で治す方法。

投稿日:2022年5月8日

カテゴリ:根管治療

当院では根管治療(根の治療)の時にマイクロスコープという肉眼の20倍程拡大できる歯科用の顕微鏡を使用して治療を行なっています。

根管治療は何十年も肉眼で治療されてきました。

根管治療は一般の歯医者さんでも行われる治療ですが、とても成功率が低く、再発が多いです。

みなさんの周りやご自身でも治療した歯が数年後に痛くなったり、歯茎が腫れたり、被せ物の中で虫歯が進行した経験はあると思います。

近年の根管治療に特化した治療法は、設備や道具が進歩し、高い成功率を保つことができるようになりました。

さまざまな道具や条件がありますが、マイクロスコープは高い成功率を保つ大切な設備の一つです。

この画像はマイクロスコープで拡大して歯の内部を見ています。

他の歯や頬、舌、唾液が歯に触れないようにゴムのマスクで排除して、治療する歯の見える状態になっています。

歯を観察すると外側は綺麗ですが内部がドロドロしているのがわかると思います。

内部の汚れが原因で、根の先で炎症が起こっています。

さらに拡大して観察するとよりはっきりと汚れがわかります。この汚れが取れないまま放置されていれば、細菌が繁殖し、感染が広がったり匂いが出てきます。感染が広がると痛みや腫れを伴うこともありますし、場合によっては内部が大きく溶けて歯が大部分が感染して、残すことが困難になって抜歯になることもあります。しかも痛みがでればまだ気づくことができますが、痛みが出ないまま大きく進行することもあります。痛みが出ないと中々歯医者に行くことはなく、たまたま行った時に気づいたり、何か違和感痛みを感じた時に歯医者に行って、もう手遅れってことにもなります。

普段から歯医者に行って定期的にチェックしてもらうことが大事です。

そして、根管治療が必要だった場合は、担当の先生と根の治療に特化している病院での治療が必要かどうかしっかり相談するべきです。

当院でも根管治療は当院で行なっていますが、得意ではない治療に関しては専門の先生を紹介したり、さまざまな治療案を提案して選択できるようにしています。

根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。

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