歯ブラシだけでは足りない理由

投稿日:2022年6月29日

カテゴリ:虫歯治療

私たちはほとんど毎日歯を磨いています。

毎日磨いているのに検診に行くと虫歯が見つかることがあります。

自分としては毎日しっかり磨いているのにと思うことありませんか?

これには理由があります。

まず虫歯の原因はプラークです。

プラークに潜む細菌(ミュータンス菌など)が作る酸によって、歯が溶けてしまいます、この状態が虫歯です。細菌は糖を食べて酸を出すので甘いものをたくさん食べる人は虫歯になりやすくなります。甘いものをそこまで食べてなくても、プラークが残っていれば細菌はどんどん繁殖して虫歯になってしまいます。他にも細菌や酸に抵抗する唾液が弱かったり、量が少ないと虫歯になります。

ほとんどの人はこの原因となる何かがあります。

磨けていると思い込んでいるだけで、磨き残しがある。

甘いものを頻繁に摂取している。

唾液が少ない、口を開けて寝ている(口が乾燥する)など。

 

問題の改善

一つずつしっかりと確認していくしかありません。

歯磨きは予想以上に難しいです。

歯科医師や衛生士すら虫歯になります。

歯磨きをチェックしてみると苦手なところはあります。

歯磨きは綺麗なところを何度も磨いてさらに綺麗にしても意味がありません。汚れやすく磨きにくいところを頑張って磨かないとダメです。磨きにくいからといって放置するとそこが虫歯になります。当然ですよね。汚れがたまるのですから。

特に溜まりやすい箇所は、歯と歯の間や歯茎の際と奥歯の裏側などがあります。

特に歯と歯の間は普通の歯ブラシでは磨けません。ここをしっかり磨くには歯間ブラシやフロスを使用しないと難しいです。

まずは自分でやってみるといいでしょう。

そして検診などで衛生士さんにチェックしてもらうといいです。

クリーニングで必要なことはその場だけ綺麗にしてもらうのではなく、磨き方を教えてもらうことに意味があります。

この画像は上の歯の写真です。マイクロスコープという歯科用の顕微鏡で拡大してみています。

よくみるとわかりますが、汚れています。

汚れているところが黒くなっています。

少し削って内部をみたところです。

内部まで虫歯が進行し、汚れも穴の中にあります。穴が空いてしまうと歯ブラシや歯間ブラシでも汚れが取れません。そうなるとどんどん内部に進行して神経を取ることになるくらい虫歯が大きくなったり、場合によっては虫歯のせいで抜歯になることもあります。

まずはしっかりと磨くことが歯を残す一番の方法です。

検診でチェックしてもらいましょう。なるべくマイクロスコープのある医院で診てもらうといいでしょう。

虫歯治療や検診を希望で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。