上の前歯の根管治療を終える

投稿日:2023年3月10日

カテゴリ:根管治療

前歯の根の治療を行っている時に私が気をつけているのは、根の先をむやみに大きく削らないことです。

真っ直ぐ入っていくのでどんどん汚れを取る目的ではありますが、根の内部も削れていってしまいます。十分な切削量にも関わらず、削りすぎてしまうことはよくあります。歯の量が減るとその分、破折リスクも上がり、抜歯になる確率が上がってしまいます。しかし、削らなさすぎて、汚れを残してしまったり洗浄できていなければ意味がありません。効果的な範囲で削って、しっかり洗浄し、最終的なお薬を入れることでその歯を長く使えるように心がけています。

 

前歯にラバーシートをつけた写真です。

根の中にまだ古いガッタパーチャが詰めてあります。

超音波の道具を駆使して可能な限り綺麗にしていきます。

だいぶ汚れがとれてきました。

全ての汚れが取れているか。こればかりはわかりません。

見える範囲、触れる範囲で汚れを取って、洗浄液で綺麗にしていきます。

綺麗になったら今度は最終的なお薬、ガッタパーチャを使用して充填していきます。

お薬を入れたところです。

緊密に充填して細菌が入らないようにする事がとても重要です。

せっかく内部を綺麗にできても封鎖が甘ければ再度感染してしまいます。

根を内部を緊密に充填し、土台は強い接着力で、そして被せ物も段差なく作成すること再感染の防止になります。

根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しのかたは柳沢歯科医院にご連絡ください。