根管治療では古い材料を取り除くが大変です。

投稿日:2023年6月3日

カテゴリ:根管治療

根管治療には以前治療した歯を再度治療する再根管治療というものがあります。

保険診療での根管治療は成功率が低く、3〜5割と言われており、治療をした歯が腫れてきたり、痛みが出たりすることがよくあります。

その場合に、再根管治療を行い治癒を図ります。

以前入れた被せ物を外し、土台を外して、根の内部に入れたお薬を除去して、再度内部を綺麗にしてから内部を封鎖していきます。

被せ物や土台を外すのも大変な時がありますが、根の内部に入っているお薬を除去するのがとても大変です。

歯の根はとても細くてさらに湾曲していたりするので、なかなか綺麗にするのが難しいです。

さまざまな道具を使用して綺麗にしていく必要があります。

根管治療をしている歯をマイクロスコープを使用して見ています。

根の中に古い材料が入っています。

根管治療になった歯はとても予後が悪く、抜歯に近づいてしまいます。歯を残す重要なターニングポイントなのですが、根管治療はなかなか理解が難しいです。患者さんもその重要性に気づいている人はかなり少ないと思います。

当院ではこのように治療前、治療中、治療後の歯の写真をとったり、詳しく説明して理解していただいています。

古い材料をニッケルチタンファイルで除去しているところです。

一つの道具で内部が一気に綺麗になることはありません。

根の先の方に汚れが残っています。

これをしっかり除去していかないと細菌が除去できません。

そしてこの画像はマイクロスコープで拡大しているから確認できますが、肉眼では全く見ることができません。

成功率の高い根管治療はマイクロスコープがないとかなり難しいです。

マイクロスコープやラバーダム、CT、ニッケルチタンファイルなどの器具、もちろん根管治療の知識や経験が合わさって歯を長期に持たせることができます。

根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方はご連絡ください。