奥歯の過剰に削らない虫歯治療法

投稿日:2023年10月17日

カテゴリ:虫歯治療

奥歯の裏側や頬側は磨きにくく、汚れが溜まり虫歯になることが多い部位です。

虫歯は放置するとどんどん進行し内部まで行くと、神経を壊死させて、根の先で炎症を引き起こしてしまいます。そうなる前に、小さい範囲の時に治療を行う必要があります。

しかし、奥歯の虫歯治療は難しく、過剰に削ったり、高い精度で虫歯を削ったり、穴を塞ぐのが困難です。

虫歯自体は裏側や頬側だけにできているのに、道具が届かないから、見えなからと言って、噛む面(咬合面)も大きく削ることもあります。

当院ではなるべく歯を削らずに長持ちさせることをモットーにしていますので、マイクロスコープで高い倍率で虫歯を見て、健康な部分を削らないように虫歯治療を行っています。

先日奥歯の虫歯治療を希望して来院した患者さんがいらっしゃったので見てみましょう。

奥歯の裏側が虫歯になっています。

親知らずのせいなのか磨けずに汚れて虫歯になっています。

虫歯染め出し液を使用しながら削っていきます。

想定していたよりも虫歯の進行が広範囲に進んでいました。

表層のエナメル質もボロボロと崩れくるような状態でした。

この位置は一見きれいに見えていますが、口の奥の方にミラーを置いて、マイクロスコープで見ているので見えています。肉眼の治療ではみることや削ることができません。

歯の上からアプローチしないと難しいです。しかしそれでは歯を過剰に削る事になってしまいます。

 

これが詰めた後です。

裏側だけ、虫歯だけを選択的に削って詰めることができました。段差もなく滑らかに仕上がっています。

当院では小さい虫歯を高い精度で治療することで、神経の治療(根管治療)になることを防いでいます。

精度の高い虫歯治療や難しい位置の虫歯治療を希望の方で調布市の歯科医院を希望の方は柳沢歯科医院にご連絡ください。