前歯が噛んでいないと・・・

投稿日:2017年4月1日

カテゴリ:小児矯正

こんばんは😊

今日はエイプリルフールですが、このブログでは、嘘はつきません(笑)

今回は、前歯が噛んでいないと、口の中でどのトラブルが起こりやすいかご説明致します。

前歯が噛んでいない状態を「開咬」と言います。

ある患者さんの口の中の写真です。一見歯並びが良いように見えますが・・・下から見てみると、

前歯が噛んでいません!これは、まさに「開咬」です。このような噛み合わせの場合、前歯が噛んでいないので、奥歯に大きな負担がかかります。特に、歯ぎしりをした場合には、奥歯が揺らされる力がかかるため、根が割れてしまったり、歯周病が進みやすくなります😣

実際に、この患者さんも

左下の奥歯の根が割れてしまい、抜歯になってしまいました😢左下には、今、入れ歯が入っています。

また、右上の奥歯も噛み合わせの負担で歯周病が進み、こんな大量の出血や、こんなに大きな歯石が認められました😣まさに、心筋梗塞や脳梗塞のリスクですね。

このような「開咬」は一刻も早く、矯正治療が必要になります。矯正治療は見た目を良くすることも大切ですが、きちんとした機能を働かせ、歯を守るような噛み合わせに整えることが大切なのです😆

そして、一番効率良く歯並びを良くする方法は、その原因に焦点を当てた小児矯正です。将来、このようなトラブルがなくなるように、多くの子供たちの歯並びを良くして、健康な体づくりのお手伝いができたらいいな、と思っています😊