頭蓋顔面劣成長症候群の症状 成長ホルモン分泌異常の可能性

投稿日:2017年4月12日

カテゴリ:小児矯正

こんにちは😄

今日、説明することは、科学的に証明せれていませんが、可能性として考えられ、今後、証明されれば、この治療が世界を変えることになるかもしれない、夢のある話です。その内容は「頭蓋顔面劣成長により、成長ホルモンの分泌が妨げられている可能性がある」ということです。

そもそも、成長ホルモンとは、なんなのか?まずは、その役割から説明します。

①身長や筋肉の成長を促進させること ②肝臓や筋肉、脂肪で行われる代謝を促進させること

これが成長ホルモンの役割です。こどものころから大人になるまで一生使い続ける、身体にとって、とても大切なホルモンです。

その成長ホルモンは、脳の一部である「脳下垂体」から分泌されるホルモンです。

矢印が脳下垂体です。脳下垂体は頭蓋骨を構成する蝶形骨の中に入っいます。ここから成長ホルモンが分泌されます。

 

この緑色の部分が蝶形骨です。上顎骨とはもちろん、様々な骨と接していて、頭蓋骨を構成する骨と連動して成長します。

この蝶形骨にある脳下垂体に、腫瘍などが原因で圧力がかかると分泌が低下すると言われています。脳下垂体に圧力がかかることは、成長ホルモンの分泌低下につながるのです😭

では、蝶形骨自体の成長が悪いと、内部にある脳下垂体にかかる圧力はどうなると思いますか?当然、高くなるとは思いませんか?そうです。蝶形骨の成長がうまくいかないと、脳下垂体への圧力が高まり、結果、成長ホルモンの分泌の低下が推測されるのです。蝶形骨がうまく成長しない原因の一つに、構成する骨が連動して成長する頭蓋顔面の劣成長が考えられます。つまり、頭蓋顔面劣成長症候群のひとつの症状として「成長ホルモン分泌異常」が考えられるのです。

蝶形骨を正しい成長に導くためには、それぞれの骨が連動して成長する頭蓋顔面全体を正しく成長させることが必要なのです。もし、頭蓋顔面の劣成長が疑われるのであれば、それは「小児矯正・頭蓋顔面科」における「頭蓋顔面劣成長症候群」の治療が必要になるでしょう。

このことは、未だ科学的に証明されていない、仮説の範疇ですが、十分に可能性のあることです。誰も研究しないなら、自分で研究しようかな。

将来、「成長ホルモン分泌異常」の治療に、歯科での治療が欠かせなくなる時代が来るかもしれませんね😊