頭蓋顔面劣成長症候群の症状 いびき、睡眠時無呼吸

投稿日:2017年4月14日

カテゴリ:小児矯正

こんにちは😄

前回までは、頭蓋顔面の成長不足が原因で起こるこの病気の症状について説明してきましたが、今回からは舌が下がってしまう「低位舌」に付随する症状につい説明してまいります。

まずは、舌の正しい位置について。あなたの舌先をどこに位置していますか?

①上顎の前歯の裏側 ②上下の前歯の間 ③下顎の前歯の裏側

いかがでしょうか?どの位置が正しいのか?答えは①上顎の前歯の裏側です。舌先が歯に触れず、その裏側のカーブしているあたりに位置しているのが正解です。

この位置をスポットと呼びます。

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絵にあるように、舌は上顎にぴったりついているのが正しいのです😆

しかし、絵の左のように舌が落ちてしまっている人が多いのです。落ちてしまうと、舌によって、気道が塞がれてしまいます。

 

この状態で、夜寝ると、いびきをかいたり、ひどい場合には睡眠時無呼吸になるのです😣つまり、質の良い睡眠が取れなくなってしまいます。こうなると、生活にどのような影響が出るのか、想像するのは簡単だと思います。

つまり、「頭蓋顔面劣成長→舌の行き場がないので下がるしかない→気道が舌により塞がれる→寝ているときのいびき、睡眠時無呼吸→生活の質の低下」という負の方程式が成り立つのです😢

ある情報によると、睡眠時無呼吸症候群が小児に広がってるそうです。もちろん、扁桃腺などのリンパ組織の肥大によるものもあるとは思いますが、低位舌もひとつの大きな原因になっている可能性も否定できません。

もしもお子さんがいびきをかき、よく眠れていないようなら、それは頭蓋顔面劣成長症候群のひとつの症状が出ているのかも知れません。ぜひ一度、歯科の「小児矯正・頭蓋顔面科」の受診をおすすめ致します。