なぜ歯並びが悪いお年寄りが少ないのか?

投稿日:2017年4月28日

カテゴリ:小児矯正

歯を失う原因

歯を抜かなければならなくなる原因は様々ですが、主に、虫歯や歯周病などの細菌感染によるものと、歯に物理的なダメージを与える咬合力です。

虫歯

ご存知の通り、歯が溶けていく病気です。この病気は虫歯菌です。歯に虫歯菌がつき、その菌が出す酸が歯を溶かすのです。

歯周病

歯の周りに菌がたまると、身体はその細菌が体内に入るのを防ごうとします。身体が細菌を攻撃した結果、歯を支える周りの組織にもダメージが加わり、支える組織が崩れ、歯を支えることができなくなる、この病気が歯周病です。

咬合力

歯はものを噛むためにあるのですが、消耗品であるため、使い続けると、ヒビが入ったり、折れてしまったりします。また、歯に力がかかりすぎると、虫歯や歯周病にもなりやすいのです。歯に物理的なダメージのかかる咬合力が原因で、歯を失ってしまうことがあります。

 

歯並びが悪いと細菌がたまりやすく、強い力がかかりやすい

歯並びが、がたついていると、歯の間にたまる汚れも多くなり、歯ブラシでも取りづらくなるため、虫歯や歯周病になりやすいです。また、噛み合わせが悪いと、歯に負担がかかりやすいので、割れたり、ヒビが入ったり、歯周病も進みやすいのです。

歯並びが悪いことは、歯を失うリスクが高いということなのです。

 

お年寄りに歯並びの悪い人が少ない理由

歯並びが悪いと、上記に示した通り、早い段階で、歯を失ってしまうからです。そのため、年をとる前に、すでに歯がなくなるため、歯並びが悪いかどうかがわからなくなるだけなのです。

歯の残っている多くのお年寄りの歯並びはきちんとしているのです。

 

まとめ

国が力を入れている「8020運動」がありますが、80歳にして 歯が20本以上残っている人の歯並びは良かった、との報告があります。つまり、歯を失わないためには、きちんとした歯並びでいることがとても大切で、逆を言えば、歯並びが悪いと、歯がなくなっていくのです。

子供のころから、舌を上顎に位置させ、口を閉じ、鼻呼吸する、という顎をきちんと成長させる習慣を身につけ、結果、きちんとした歯並びでいるということが、歯を大切にする大きなポイントなのです。

柳沢歯科医院 小児矯正・頭蓋顔面科