歯垢とそれが原因で起こる歯肉の炎症

投稿日:2017年8月6日

カテゴリ:未分類

歯周病は細菌感染が原因

歯を支える組織を侵す歯周病。この病気の原因は細菌感染が原因です。この歯周病は、初期症状の「歯肉炎」と歯を支える骨を溶かす「歯周炎」に分けられます。歯肉炎が進行すると、歯周炎になってしまいます。これらの症状は、痛みもなく進んでいくので、患者さんは気づかないのです。

 

ある歯肉炎の患者ささんの口の中

ある患者さんの口の中の状態を動画でご覧ください。

アップされている歯と歯の間にある白い物体、これが歯垢です。歯垢とは、細菌と細菌が自分でした「うんち」の塊です。これが原因で、歯肉に炎症が起きるため、歯肉を触っただけで出血します。

 

この状態を放置すると・・・

歯肉炎が進行し、歯の周りの骨を溶かす「歯周炎」になってしまいます。すると、歯がぐらつき、終いには歯が抜けてしまいます。それだけなら、まだ良いです。近年、歯周病は糖尿病、心臓病などの循環器障害や、ガンとの関連性も明らかになってきているので、これらの全身疾患にもなりかねないのです。歯周病とは、恐ろしい病気なのです。

 

歯肉炎の治療法は

患者さん自身が行う「ブラッシング」です。歯肉炎は患者さん自身が治す病気なのです。

 

まとめ

当院では、マイクロスコープを用いて撮影した動画を元に、患者さんに自分の口の中がどのようになっているかを、実際に確認してもらいます。そして、この状態が続くと、どうなるのか、を知っていただき、それを改善するためには、どうすれば良いかを説明します。歯肉炎の治療は、これしかないと言っても過言ではないです。

年を重ねる度とに、歯周病は進行しやすくなります。なので、今回提示した患者さんは、まだ若いため、進行しないうちに、歯周病の進行の予防ができます。もっと言うと、歯周病が原因で起こる血液の問題やガンも予防できるかもしれません。

当院では、患者さんが自分自身でブラッシングができるようになるよう、歯磨き指導に力を入れております。調布市の歯科をお探しの方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院