糸切り歯のつめ物をやり変えた症例

投稿日:2017年10月16日

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つめ物の治療は難しい

歯と同じ色のつめ物「コンポジットレジン」という材料はどこの歯医者さんでも、多く取り扱われているものです。この材料は、つめたい部分に表面処理を行い、接着させる(のり付けする)のですが、こののり付けをするのが、考えている以上に難しいです。なぜなら、その部分を確実に乾燥させるのが難しいからです。つめたい部分に、血液や歯茎から出ている体液、唾液が付いてしまうと、のり付けの効果が全くなくなるからです。

そのため、一般的に行われているコンポジットレジンの9割は失敗に終わっているでしょう。

 

糸切り歯のつめ物のやり変えをしました

これは、他院で行われた右上の糸切り歯のつめ物ですが、劣化し、変色しています。これが、コンポジットレジンの典型的な失敗です。このつめ物をマイクロスコープを用いてやり変えました。

取り除き、

内部にある虫歯を取り除きます。

ここで、のり付けのための準備をします。歯茎と歯の周りに、糸を巻きます。

準備ができたら、のり付けのための表面処理をして、

材料を盛り足します。

終了した後、形を整えます。

きれいにつめることができました。

実際の処置の動画がありますので、ご覧ください。

 

まとめ

コンポジットレジンの処置は、多くの歯科医院で毎日のように行われている処置ですが、確実に行っている歯医者さんは少ないのではないでしょうか。なぜなら、この処置は、とても繊細で、少しの液体が付くだけで、失敗するからです。失敗しないためには、マイクロスコープを使うなどの、確実な精度の高い治療が必要です。

このような精密なつめ物の治療を受けたい方で、調布市の歯医者をお探しの方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院