3歳児検診に行って思うこと 虫歯編

投稿日:2020年1月13日

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調布市の3歳時検診の虫歯の状況

一言でいうと、「ほとんど虫歯がない」です。市の取り組みの成果なのでしょう、ほとんど虫歯になっている歯がありません。これは素晴らしいことだと思います。30年前とは大違いだと思います。

 

大事なのは親元を離れたとき

しかし、自分の医院で仕事をしていると、若い子でも虫歯になっている方が多いように感じます。子供の頃に虫歯がない状況なのにも関わらず、中学高校になると虫歯を作ってしまう・・・

私は、この原因は、親の管理が行き渡らなくなるこの時期に虫歯ができてしまうのだと思います。中学に入ると、例えば部活を始め、甘いものをのみ飲むようになる。容易に想像できますよね。例を、部活で挙げましたげ、そのほかにも、多くの要素が想像できるのではないでしょうか?

つまり、大切なのは親元を離れてた時に、口腔内への予防の意識が強く植えつけられているかが大切なのではないか、と私は感じています。

 

なぜ予防の意識が続かない?

私も虫歯があるため、人のことは言えないのですが、それは棚に上げ、考えてみたいと思います。

それは、やはり「簡単に治療を受けられすぎてしまう」ことにあると思います。つまり、疾病保険である保険診療のデメリットが、このような結果を招いていると思います。

多くの方には、聞こえは悪いと思います。なぜなら、患者さんには都合が悪いからです。しかし、患者さんのために、あえて「自由診療」を行う時代を、僕らは作り上げていかなければならないと思います。

柳沢歯科医院