歯の汚れのプラークって何?

投稿日:2020年1月31日

カテゴリ:未分類

プラーク

簡単に説明すると、歯に付着した細菌が繁殖したかたまりです。

プラークとは、食べものの残りカスが歯の表面につき細菌が繁殖したもので、白くねばねばしています。食後8時間程度でプラークができるといわれ、プラーク1mgのなかには、およそ300種類1億個ものの細菌が存在しています。

 

虫歯の発生

食後、口の中はミュータンス菌(むし歯菌)や乳酸菌などのはたらきで酸性になり、歯のカルシウムを溶かし始めます。歯のカルシウムが溶け出ることを脱灰といいます。 ごく表面だけ脱灰が起こった場合や短時間だけ脱灰が起きたときには、プラークがすぐに取り除かれれば、歯は再石灰化し自然に修復することもありますが、プラークが長期間ついたままであったり、歯の奥深くまで脱灰が進んだ場合には、この自然修復作用が妨げられます。このように歯の脱灰が元に戻らないところまで進んでしまい、歯に穴を開け始めた状態がう蝕(むし歯)です。とくに砂糖の摂取はプラークの形成と酸の産生をより促進させ、むし歯のできやすい状態を作ります。

歯磨き

口の中にプラークをなるべく残さないためには、毎日の歯磨きが重要です。プラークは粘着力があり、水に溶けないので、うがいではとることができません。歯ブラシでブラッシングするのが基本ですが、歯と歯の間の汚れは歯ブラシでは半分程度にしか落とすことができません。デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシという専用ブラシで磨くことがすすめられます。

実際の口の中を見てみましょう。

 

こちらの写真は上の歯の奥歯です。

器具で触っているところにあるのがプラークです。一番奥の歯の裏側です。磨きにくいところなのでプラークがべったりついています。

この写真はマイクロスコープで拡大して記録しています。実際に拡大して見ることがなかなかないので、こうしてみると汚いのがよくわかります。

まとめ

プラークは食べ物の残りかすに細菌が繁殖したものです。

虫歯菌の出す酸により脱灰が起こる。プラークがなくなれば自然修復することもあります。放置しておくと虫歯になってしまいます。歯磨きが重要です。

マイクロスコープで拡大して見るとプラークがたくさん付着しているのがわかる。

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