歯茎の腫れ　歯周病と思いきや・・・

歯茎の腫れは細菌感染が原因

多くの来院患者さんの主訴である「歯茎の腫れ」、多くの場合が歯にこびり付いた「細菌感染」が原因です。歯科治療は主に、この細菌感染を取り除き、つまりばい菌を少なくし歯をキレイにすることにより、歯と口腔内の健康を守っています。

深い歯周ポケットがあるが・・・

歯茎の腫れを主訴に来院した患者さん。口の中を見てみると・・・

左下に歯茎の腫れがありました。歯周ポケットを測定すると、

一部だけ、深い部分がありました。深い歯周ポケットと、歯周病では？・・・と思いきや、これは大誤診の可能性あり。歯の内部の神経の検査をすると、なんと反応がなく、これは神経が死んでしまい、歯の内部で感染を起こしている可能性があります。。もちろん、歯周病が、歯根に入ってしまったヒビの可能性も否定できませんが、このようなケースは、根管治療、いわゆる神経の治療が優先して行われるべきなのです。

現に・・・

神経の治療を行なった後に、歯周ポケットを測定すると、深かったものが浅くなっています。歯茎の腫れも治っています。つまり、この状況の原因は歯周病ではなく、歯の内部の感染が原因だったのです。

まとめ

このようなケース、歯周病の治療をしてしてしまう先生をよく見かけます。これは大誤診です。北海道にい飛行機で行きたいのに、東京駅から大阪に行ってしまうくらい間違っています。

どんな良い治療も、的確な診断がなければ、無意味です。このように、診断を大切にしている調布市の歯科医院をお探しの方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院