歯の痛みと歯茎の腫れ 原因は歯の内部の汚れ

投稿日:2020年8月5日

カテゴリ:根管治療

歯の痛みと歯茎の腫れを主訴に来院された患者さん

左上の真ん中の歯、小臼歯と呼ばれる歯の痛みと、歯茎の腫れで来院された患者さん。診査の結果、根の先の炎症(専門用語でいうと根尖性歯周炎)と診断し、再根管治療を行いました。

 

根尖性歯周炎の原因とは

根の先の炎症、根尖性歯周炎の原因は、歯の内部に入り込んだ細菌です。この細菌を取り除き、歯と、その周囲の組織の健康を保つ為に行われるのが、根管治療です。この患者さんの実際の歯の内部を見ていただきます。

歯の内部を触る直前の状態です。

少し触っただけで、こんなにも汚れが出てきます。

根の先から、膿なのか、体液が出てきます。汚れをさらに取り除きます。

根の内部の細部まで、可能な限り、汚れを取り除いていきます。

最終的に綺麗にしたところです。周りが黒ずんでいるのは、元々の色です。炎症で、根の先の部分が溶けて穴が大きくなっているのがわかります。この後、MTAセメントにて根管充填を行い、根管治療を終了致しました。

治療終了後、痛みと腫れは改善し、後日被せ物の処置に移ります。

根管治療を受けた歯は、人間で例えるなら、進行ガンです。いつ抜歯になるかわかりません。これは誰がやっても同じこと。しかし、進行ガンだからこそ、精密な治療が必要なのです。

このような、精度の高い根管治療を希望される方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院