歯茎の腫れ 神経は死んでいました

投稿日:2020年10月1日

カテゴリ:根管治療

歯茎の腫れを訴え来院されました

今回の患者さんは、20歳代の男性の患者さんです。歯茎の腫れを主訴に来院されました。

診査をすると、神経が死んでいるか、かなり弱っている、との診断結果であったため、根管治療をすることになりました。

 

内部からは膿が出てきました

麻酔をして、ラバーダムを施し、マイクロスコープを用いて、歯に穴を開け、内部にアプローチしていきました。

神経の入っている空洞の一部が見えました。

内部を触ってみると、膿が出てきました。

歯の内部は、明らかに空洞です。歯髄が溶けてしまっている証拠です。

この後、感染している根の内部をキレイにするために、その入り口を大きくしました。

そして、根管口と呼ばれる根管の入り口を大きくしました。

この後、根の内部をさらに大きくし、よく洗い、最終的な根の材料を詰めました。

治療の結果も良好で、患者さんの訴えていた歯茎の腫れもなくなり、歯周組織の健康を取り戻すことができました。

 

まとめ

今回の主訴の歯茎の腫れの原因は、根の内部に入り込んだ汚れが原因です。この汚れを正確に取り除くためには、上記に示したような、「確実に入り口を開けること」です。あまり注目されない部分ではありますが、この入り口をキレイに開けることが治療の成功のキーポイントである、とも言われています。

このような、精密な根管治療を希望される方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院