歯茎の腫れ 歯根端切除で対応しました

投稿日:2020年10月2日

カテゴリ:根管治療

前歯の歯茎の腫れを訴え来院

患者さんは30歳代の女性。右前歯の歯茎の腫れを訴え、来院されました。

術前のレントゲン写真です。根の先に黒い部分があります。以前に、歯茎を切開し、根の先を切る、歯根端切除術を受けている、とのことでした。

審査の結果、根管治療が必要を診断し、行いました。

術後は、問題なく、歯茎の腫れが治り、根管治療が成功したかに、思えました。

しかし、その半年後・・・

歯茎の腫れが再発したとのことで来院されました。

治療をして、半年後のことです。歯茎の腫れの再発の原因は、根管治療で取りきれなかった根の先の細菌感染である可能性が高いため、患者さんと相談し、歯根端切除術を行うことになりました。

術直後のレントゲン写真です。この後、歯茎の腫れが治り、その後、3年間クリーニングを行い、経過観察を行いながら、メインテナンスをしていました。

最近、また来院されたので、術後3年のレントゲン写真を撮影しました。

根の先の黒い像が、明らかに小さくなり、ほとんどなくなっているのがわかります。

治療が成功した証拠です。

 

まとめ

今回のケースは、術後3年しか経っておりません。まだまだ、今後どうなるかわからないじゃないか、とツッコミが入りそうですが、しかし、個人的には、一生持たせるつもりで、治療を行なっております。

このような、歯根端切除術を希望される方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院