他院でヒビと診断 抜歯を宣告された患者さん

投稿日:2020年10月7日

カテゴリ:根管治療

他院で抜歯と言われました・・・

患者さんは50歳代の女性でした。他院で、右上の一番奥の歯の再根管治療を受けていたところ、歯にヒビが入っているを診断され、抜歯と判断されたとのこと。保存できないか、ということでセカンドオピニオンで当院を受診されました。

 

歯にヒビは入っていませんでした!

まずは、歯の状況を確認するため、マイクロスコープでその状況を拡大して観察しました。すると・・・

内部は血だらけでした。

専用のバキュームでその血を吸うと、なんと大きな穴が空いていました。これが、いわゆる「パーフォレーション」と言われるものです。

さらに内部をキレイにして、内部を確認すると、ヒビらしいヒビはありませんでした。

もしかすると、前医の先生が肉眼で見つけることのできたヒビを、私がマイクロスコープ使っても見つけることができなかったのかもしれませんが、私は、まだ保存できる可能性があると判断し、根管治療を行うことになりました。

このように、マイクロスコープを用いて歯科治療を行うと、内部の詳細を確認することができ、その画像を録画し、その歯の状況を患者さん自身が確認することができます。

このように、精密な患者さんがよくわかる歯科治療をご希望の方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院