歯茎の腫れで来院した患者さんの根管治療

投稿日:2021年2月15日

カテゴリ:根管治療

歯茎の脹れで来院

患者さんは20歳代前半の男性。他院からの紹介で来院されました。左下の奥歯部分の歯茎の腫れを訴え来院されました。

診査の結果、根管治療が必要と判断し、治療を開始しました。

 

歯の内部をニッケルチタンファイルで探ります。

根管内のバイキンは取り除き、キレイにします。

内部から、こんな汚い汚れが出てきました。

以前に詰められていた材料、ガッタパーチャポイントも細菌感染で、黒くなっています。

最終的にキレイになった歯の内部です。皆さん、お分かりなように、アルファベットの”C”の形をしています。これを「樋状根」と呼びます。とても複雑な形をしているので、マイクロスコープを用いなければ、治療は非常に困難なケースです。

この後、MTAセメントで充填しました。

後日、紹介さて頂いた先生から連絡をいただき、歯茎の腫れもなくなり、経過は良好ともことでした。

一安心です。

患者さんは、20歳代。この歯を長く使うのです。根管治療を受けた歯は、どうしても、抜歯に可能性は高くなります。しかしながら、私は、精度の高い治療を心がけ、この歯を一生持たせるつもりで治療をしました。

このような気持ちで治療を受けたい患者さん、連絡お待ちしております。

柳沢歯科医院