根管が5本ある上顎の6歳臼歯の根管治療

投稿日:2021年3月23日

カテゴリ:根管治療

上顎の6歳臼歯の複雑な内部

6歳臼歯。専門的には「上顎第一大臼歯」と呼びますが、この歯の根管治療をするときに、もっとも気をつけなければいけないポイントは「4根管目」を見逃さないことです。知っている人は当然のことなのですが、この歯には根管が「3本」あると認識している歯科医師が多いです。中には、3本のものもあるのですが、「4本の根管」があると考え、治療するのが妥当です。

この4つ目の根管ですが、わかっていても、肉眼では見つからない場合の方が多いようです。

当院では、術前の通常のレントゲン写真に加え、CT撮影を行い、加えて、マイクロスコープを用いて治療をし、可能な限り、この4本目の根管の見落としを少なくしています。

これを見逃すと、根管治療の失敗である「細菌感染」を内部に取り残してしまう可能性があるため、要注意です。現に、この根管を見逃しているため、問題が起きているケースに多々遭遇します。

 

5本目があった6歳臼歯

4本目があることを考え、この歯の根管治療をするのは当然ですが、先日、5本の根管がある歯に遭遇しました。

これが、その歯の根管治療が完了した時点の写真です。オレンジ色が5つあるのがわかると思います。これは、最終的な根の薬である「ガッタパーチャポイント」と呼ばれる材料です。この上部の見られる3つ並んでいる部分に根管が集中するのです。この部分の汚れを見落とし、問題が起きることが多々あります。このケースは5つありました。

珍しいケースなので、写真付きで説明しました。

根管治療がうまくいかずに悩んでいる方はたくさんいます。このような精度の高い根管治療を希望される方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院