他院から紹介された右上奥歯の歯の内部

投稿日:2021年4月29日

カテゴリ:根管治療

神経が死んでいるので根管治療してください

患者さんは20歳代の女性。「症状はないけれども、根の先に炎症がある」とのことで、他院から紹介を受けました。

歯に電気を流したり、冷たいものを当てる、などの診査の結果、神経(歯髄)が死んでしまい、内部での感染が疑われました。レントゲン写真と、CT撮影を行なったところ、やはり、根の先に炎症を疑わせる部分があったので、根管治療が必要と判断し、治療を始めました。

 

細菌が侵入している疑いがあった

麻酔をして、マイクロスコープを用いて、詰め物を外し、内部の状況を拡大し、精密に観察すると、

神経の存在する空洞がむき出しになりました。おそらく、以前の治療の時には、肉眼で見えなかったのでしょう。

この部分を先の尖った「探針」と呼ばれる器具で触ると、

内部からプラークのようなグニョっとした物質が出てきました。おそらく、細菌の侵入の証拠と思われます。

やはり、根の先に炎症がある歯には、細菌が侵入していることが疑われます。この侵入した細菌を取り除き、キレイにするのが根管治療です。

精度の高い根管治療を希望される方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院