大きな虫歯治療のやり方。ラバーダム防湿まで

投稿日:2022年1月27日

カテゴリ:根管治療

大きな虫歯で根管治療が必要になった歯は、まずはラバーダム防湿を行なってから治療に入っていきます。

根管治療について詳しくはこちら

ラバーダム防湿

ラバーダムを使用するタイミングですが、細かく言うと様々あると思いますが、当院では、虫歯をしっかり取り除き、綺麗になったのを確認した上で、歯を補強してからラバーダム防湿を行います。

ラバーダム防湿は治療する歯のみをゴムのシートで隔離して唾液の侵入、消毒液の漏洩の防止、舌や頬の排除、安心感などの目的で行います。お医者さんがお腹の手術をするときに手術部位のみ穴の空いた青いシートを使用しているのを見たことありませんか?それに似たようなものです。

根管治療

根管治療は歯の内部を綺麗にして可能なかぎり細菌を減らすことが目的です。治療中に唾液が歯の内部に入ってしまうと全く意味がありません。

この歯は被せ物と土台を外したところをマイクロスコープで撮影した写真です。

虫歯を取り除いたところです。上の画像と見比べると綺麗になったのがわかると思います。これは虫歯だけを染める「う蝕検知液」(虫歯染め出し液)を使用して、健康な歯は削らずに虫歯だけを綺麗に取り除きました。歯茎との境目がわかりやすいように青いコードを入れたり様々な工夫をしています。

真ん中の部分は根の穴が写っていて、そこには昔に治療した材料が詰まっています。まずは周りの虫歯を取ってから根の方にアプローチしていきます。

ガラッと変わりましたが、歯を補強して、ラバーダム防湿を行なったところです。この歯しか見えない状態にして、唾液の侵入がないようにしてあります。

ここからが本格的に根管治療スタートです。

こうすることで高い根管治療の成績を収めることができます。

何度やっても治らない歯、根管治療でお困りで調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科院にご相談ください。

■ 他の記事を読む■